日本水準原点は日本の地図の基準である

日本水準原点は日本の地図の基準である

地球は完全な球ではなく、自転による遠心力で赤道付近がやや膨らんだ回転楕円体となっていることが知られています。さらに日本の経度緯度や高さの基準となるそれぞれ東京都港区にある「日本経緯度原点」と都内千代田区永田町にある「日本水準原点」が定まられています。

これらの原点を基準として全国に設けられた三角点の整備作業が進められていきました。この三角点にも種類があって1等三角点、2等三角点そして3等三角点があります。それぞれ点間距離が25~45km、8km、4kmとされ、その許容位置精度もおよそ10cm、各誤差も1秒というレベルまで追い込みが行われていったとされています。

加えて三角測量のネックとされる三角形の1辺の長さ基準を国内14か所に設け、その正確を期すべく配慮された三角網に仕上げられています。これらの基準とするポイントを使った三角測量にて全国(離島などの特殊地域を除き)正確な測量を行うことが可能となっています。

このような測量に関する情報が分かりやすくまとめられていたサイトを参考までに載せておきますので、是非そちらも併せてご覧ください。

【 参考サイト 】

地図作りの流れを学ぶ | データや素材を上手に活用しましょう