骨壺のデザインを気に入り、その骨壺をどうしても手に入れたいと思うことも珍しくありません。最終的には実用とデザインのどちらを選択するのかが問われますが、後者を選んだ場合、納骨堂を利用することを諦めるしかありません。その場合は、最終手段として、手元供養という方法があります。手元供養にすれば、自宅で遺骨を保管することになります。ですから、骨壺の実用性を考慮しなくて良いというメリットがあります。但し、ずっと自宅で保管できるわけではありません。管理人が健在であればそれも可能ですが、多くは数十年もすれば、管理人が変わってしまいます。半永久的に、安定した保管、管理を望むのであれば、やはりプロの納骨堂に依頼する他ありません。決心したら、お気に入りの骨壺から、実用的な骨壺に入れ替えます。シンプルな骨壺であれば手に入れやすく、葬儀社でも販売しています。しかも数千円程度のものなので、急遽決心しても、実行に移せます。
骨壺に関しては、たまに特異な人を見かけます。骨壺を自作しようとする人です。陶芸に関心のある人の中には、骨壺まで作りたいと考える人がいるのです。人によってその目的は様々で、自宅で飾るために、つまり手元供養するのに作る人もいれば、お墓に埋めるための丈夫な壺を作り上げたいと意気込む人もいます。お墓にしろ、納骨堂にしろ、自作の場合は納骨スペースのサイズを事前に測ることが何よりも大切です。カロートの内部は、そう易々と測れるものでもないので、準備するのに時間を掛けなければなりません。納骨堂なら、管理者に尋ねるだけで済ませられるはずです。
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