合宿であろうと通学であろうと、教習所に入学する前に勉強しておかなければならないのは免許の種類です。多くの人は普通自動車第一種免許を取得しますが、この免許のみでは運転できる車種が限られています。大型車やオートバイを運転したければ、別途教習を受けて各種検定に合格する必要があるのです。
運転免許は大きく第一種、第二種、仮免許の三つに区分することができます。第一種は一般的な自動車やいわゆる原付を運転するために要する免許です。出勤やドライブを用途とするのであればこの免許で事足ります。第二種はこれらの一般自動車に加え、タクシーやバス等を運転する場合に必要とされます。
またさらに細かく分類すると、第一種免許には普通免許、準中型免許、中型免許、大型免許、原付免許、普通二輪免許、大型二輪免許、小型特殊免許、大型特殊免許、牽引免許があります。普通免許で運転できるのは普通自動車や軽自動車です。普通免許は原付免許も兼ねています。中型免許で運転できるのは中型自動車です。定員が11人以上29人以下の自動車で、総重量や積載量によって定義されています。大型免許で運転できるのは大型自動車です。定員30人以上の自動車で、業務用の車両です。普通二輪免許で運転できるのは排気量が400㏄以下のオートバイです。大型二輪免許で運転できるのは排気量が400㏄超のオートバイです。ほぼ全ての二輪車が該当します。小型特殊免許で運転できるのは小型特殊自動車です。フォークリフトやトラクター、道路工事用車両が該当します。但し普通免許等で兼ねることができるため、この免許のみを取得しようとするケースは稀です。大型特殊免許で運転できるのはクレーン車やショベルカーといった特殊車両です。
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